経営判断構造設計とは何か

AI時代に
社長に集中している判断を、
組織で回る形に再設計します


 
 
横浜市西区の株式会社
ビクトリー 古賀光昭  
 
経営判断構造設計とは何か

―  社長に集中する意思決定を再設計する方法 ―
 

1. なぜ、経営判断は社長に集中するのか

会社が成長するほど、経営判断は社長に集中します。
権限委譲が進まない、会議で決まらない、承認が増え続ける。

それは能力の問題ではなく、
経営判断の構造が設計されていないことが原因です。

本記事では、
経営判断構造設計という考え方と具体的な整理方法を解説します。

 


2. 経営判断とは何か|意思決定の構造を分解する


ここでいう経営判断とは、

「誰が責任を持って決めるかが明確な選択」
のことです。

意見を出すことではありません。
情報をまとめることでもありません。

最終的に「自分が責任を持つ」と決める行為。
それが判断です。

そして判断には、整理できる要素があります。


判断には“立場”があります

  • 社長が決めるべきこと

  • 幹部が決めるべきこと

  • 現場が決めるべきこと

この線引きがあいまいだと、
判断は上に集まります。


判断には“種類”があります

たとえば、

  • 投資の判断

  • 人事の判断

  • 価格の判断

  • 戦略の判断

  • 日々の運用の判断

重さも影響範囲も違います。

しかし分類されていない会社では、
重い判断と軽い判断が混ざります。


判断には“頻度”があります

  • 毎日起きるもの

  • 月に数回のもの

  • 年に数回のもの

頻繁に起きる判断を社長が持ち続けると、
時間は奪われ続けます。

 


3. 経営判断が集中する本当の原因


多くの会社で起きているのは、

「任せているつもり」状態です。

  • 幹部に任せている

  • 部門長に任せている

  • でも最終確認は社長

これは悪いことではありません。
自然な流れです。

ただし、

  • 何を任せたのか

  • どこまで任せたのか

  • どんな条件なら任せるのか

が言葉になっていないと、
判断は必ず戻ります。

問題は人ではなく、
決め方の設計がないことです。

 


4. 経営判断構造設計で行う具体的ステップ

抽象的な助言ではなく、
実際の決め方を整理します。

主に行うのは次の4つです。


① 今ある判断を洗い出す

社長が現在決めていることを
一度すべて出します。

そこから、

  • 戦略に関わるもの

  • 組織に関わるもの

  • 投資に関わるもの

  • 日常運用に関わるもの

に分けます。

まず「見える化」します。


② 誰が持つ判断かを決める

  • 社長が持ち続ける判断

  • 幹部に移す判断

  • 現場に移せる判断

を整理します。

「なんとなく最終確認」はやめ、
責任の位置を明確にします。


③ 会議と承認の流れを整える

会議には役割があります。

  • 情報共有なのか

  • 相談なのか

  • 決定なのか

ここが混ざっていると、
時間だけが増えます。

判断の場をはっきりさせます。


④ 任せられる条件を言語化する

丸投げはしません。

  • 金額の上限

  • リスクの範囲

  • 判断基準

を具体化します。

すると、
安心して任せられる状態が生まれます。

 

実際の進め方や支援内容の全体像については、
経営判断構造設計コンサルティングの詳細を見る

 


5. 経営判断の構造が整うと何が変わるのか

変わるのは「楽さ」だけではありません。

  • 幹部が自分の領域を持ちます

  • 会議の目的が明確になります

  • 社長が考える時間を取り戻します

社長がすべてを抱える状態から、
社長が“選ぶ”状態へ変わります。

これは負担軽減ではなく、
経営の質の転換です。

 


6. 企業規模別|経営判断構造の課題

1〜10人

ほぼすべてを社長が決める段階。

10〜30人

幹部が育ち始めるが、判断はまだ集中。

30〜100人

判断の渋滞が起きやすい段階。

100人以上

承認が複雑になり、速度が落ちる。

段階によって、整える場所は変わります。

 


7. 経営判断構造設計の位置づけ


これは、

  • 戦略づくりでも

  • 組織論でも

  • 業務改善でも

ありません。

「決める仕組み」を整える仕事です。

戦略も組織も、その上に乗ります。

 


8. 経営判断構造を整理する第一歩


決めることが増えているのに、

構造を整える時間が取れていない。
それは多くの成長企業で起きている状態です。

経営判断の集中や権限委譲の停滞でお悩みの場合、
まずは判断構造を整理することから始まります。

初回対面相談(90分・無料)では、

  • 判断がどこに集中しているか

  • 社長が持ち続けるべき判断は何か

  • 幹部に移せる判断はどこか

を、その場で整理します。

提案ありきではありません。
まずは現状を可視化し、次に何を整えるべきかを明確にします。

構造を整える第一歩として、ご活用ください。

現在の判断構造を整理する(初回無料相談)