起業したら乗り越えなければならない壁 |
最近は、定年退職したシニアが個人事業を始めるケースが増えていると思いますし、中高年の方が会社を辞めて独立するというのも今後増えてくるでしょうね。
私の場合、成功している例にはなりませんが(笑)、いろいろな方を見てきましたし、独立したらどんな壁があるのかは実体験したところもありますので、乗り越えていかなければならない壁についてお話をしようと思います。
第一に、自分が「これを売ろう」とした人は、うまくいかなかった例が多いです。自分が「こういうサービスを売っていこう」とした人は失敗するケースが多いですよね。
逆に「こんなことができないか?」と会社に言われて、それを実直に実行された方は成功しています。
ここの違いがお分かりでしょうか?
つまり、自分の視点から売るモノやサービスを決めた人は失敗して、(将来の)お客様の要望に従って、それに応えてきた人は成功しているのです。
極端なことを言えば、自分がやったことがなく自信がないことでも、お客様が「これをやってよ。お金を払うから」というものはビジネスが成り立つのです。
しかし、自分がやったことで”自信があること”であっても、お客様がそれを求めなかったら、ビジネスが成り立たないということなんですね。
初めて起業する人は、ここを間違うケースが多いのではないでしょうか。
どんなに社会的に有意義な事業であっても、それに対して対価を払ってくれるお客様が”複数”いない限り、続けることはできないのです。それは、ビジネスではなくボランティア活動です。
ですから、ビジネスを始める前に「これをしてもらえるなら、〇〇円払うよ。」という見込み客が存在して、同じようなことで困っている人が相当数見込めるようなら、ビジネスを始めても良いと思われます。
しかし、リアルな見込み客がない場合は、起業するのは辞めておいた方が良いです。
私の場合、成功している例にはなりませんが(笑)、いろいろな方を見てきましたし、独立したらどんな壁があるのかは実体験したところもありますので、乗り越えていかなければならない壁についてお話をしようと思います。
第一に、自分が「これを売ろう」とした人は、うまくいかなかった例が多いです。自分が「こういうサービスを売っていこう」とした人は失敗するケースが多いですよね。
逆に「こんなことができないか?」と会社に言われて、それを実直に実行された方は成功しています。
ここの違いがお分かりでしょうか?
つまり、自分の視点から売るモノやサービスを決めた人は失敗して、(将来の)お客様の要望に従って、それに応えてきた人は成功しているのです。
極端なことを言えば、自分がやったことがなく自信がないことでも、お客様が「これをやってよ。お金を払うから」というものはビジネスが成り立つのです。
しかし、自分がやったことで”自信があること”であっても、お客様がそれを求めなかったら、ビジネスが成り立たないということなんですね。
初めて起業する人は、ここを間違うケースが多いのではないでしょうか。
どんなに社会的に有意義な事業であっても、それに対して対価を払ってくれるお客様が”複数”いない限り、続けることはできないのです。それは、ビジネスではなくボランティア活動です。
ですから、ビジネスを始める前に「これをしてもらえるなら、〇〇円払うよ。」という見込み客が存在して、同じようなことで困っている人が相当数見込めるようなら、ビジネスを始めても良いと思われます。
しかし、リアルな見込み客がない場合は、起業するのは辞めておいた方が良いです。
第2は、キャッシュフローの壁です。
独立する前に、ある程度の貯えを持っている人は多いでしょう。例えば、「1年間は売上が上がらなくても食べ行ける分の貯えがある。」という風にです。
しかし、そうした開業資金は、すぐに無くなります(笑)。
うまく商品やサービスが当たって事業が黒字化するには、最低3年はかかると思ったほうがよいでしょう。
つまり、自分と家族の生活費の3年分のお金と、事業用資金が必要だということですね。
そして、事業用資金ですが、事業が順調だったら、それはそれでキャッシュフローが苦しくなります。
モノを仕入れている場合は、売上が増えるほど仕入が増えるのでお金が必要です。
サービスを提供する場合でも、事業が拡大すればお金がかかります。
どっちにしても自己資金は1000万円以上は用意しないといけないし、銀行からの借入もしなければなりません。
そこで、キャッシュフローの壁を超えるには何をすれば良いかと言いますと、一つには「利益ではなく、キャッシュフローを考えること」です。
もう一つは、1年後にどのような資金が必要かの財務予測を立てておくことです。
なんにせよ自己資金が少ない人は、起業しない方が無難です。
独立する前に、ある程度の貯えを持っている人は多いでしょう。例えば、「1年間は売上が上がらなくても食べ行ける分の貯えがある。」という風にです。
しかし、そうした開業資金は、すぐに無くなります(笑)。
うまく商品やサービスが当たって事業が黒字化するには、最低3年はかかると思ったほうがよいでしょう。
つまり、自分と家族の生活費の3年分のお金と、事業用資金が必要だということですね。
そして、事業用資金ですが、事業が順調だったら、それはそれでキャッシュフローが苦しくなります。
モノを仕入れている場合は、売上が増えるほど仕入が増えるのでお金が必要です。
サービスを提供する場合でも、事業が拡大すればお金がかかります。
どっちにしても自己資金は1000万円以上は用意しないといけないし、銀行からの借入もしなければなりません。
そこで、キャッシュフローの壁を超えるには何をすれば良いかと言いますと、一つには「利益ではなく、キャッシュフローを考えること」です。
もう一つは、1年後にどのような資金が必要かの財務予測を立てておくことです。
なんにせよ自己資金が少ない人は、起業しない方が無難です。
起業の第3の壁は、「何でもしなければいけない」ことです。
サラリーマンで営業をやっていた方は、「経理は、納品書だとか、旅費を早く精算しろとか、いつもうるさいな。」と思っていたかもしれません。
ところが、起業したら大抵は一人なので、うるさく言ってくれる経理はいません(笑)。
マーケティングをしたり、販売をしたり、集客したり、チラシを作ったり、仕入をしたり、ホームページをいじったり、経理をしたり、借入をしたり、あらゆることを全部しなくてはいけません。
そのうち外部の専門家に外注するようにはなります。ただし、専門家に振る内容が分かっていないと、正しい経営はできなくなります。
広範囲の知識と実際に手を動かせるスキルも必要になります。
みなさん同じだと思いますけど、起業した人に休みはないでしょう。何年も休みなしで働いているのではないでしょうか。
朝から晩まで客先や事務所で仕事をして、夜は家に帰っても仕事をしている(笑)。そういうのを全く苦にしない人でないと、起業はできないですよね。
1.商売のセンス
2.継続した努力が平気な性格
3.ある程度何でもできる器用さ
これらの要素が起業家には必要です。
この内の2つの要素を持っていない人は、起業しない方が良いですね。
それと起業する人は、起業する前に、撤退する基準を決めておくと良いです。
お金が残額いくらになったときだとか、1年後に粗利がいくらまでに行かなかったときだとか、自分の感情に左右されない撤退基準を設けておくと良いです。
サラリーマンで営業をやっていた方は、「経理は、納品書だとか、旅費を早く精算しろとか、いつもうるさいな。」と思っていたかもしれません。
ところが、起業したら大抵は一人なので、うるさく言ってくれる経理はいません(笑)。
マーケティングをしたり、販売をしたり、集客したり、チラシを作ったり、仕入をしたり、ホームページをいじったり、経理をしたり、借入をしたり、あらゆることを全部しなくてはいけません。
そのうち外部の専門家に外注するようにはなります。ただし、専門家に振る内容が分かっていないと、正しい経営はできなくなります。
広範囲の知識と実際に手を動かせるスキルも必要になります。
みなさん同じだと思いますけど、起業した人に休みはないでしょう。何年も休みなしで働いているのではないでしょうか。
朝から晩まで客先や事務所で仕事をして、夜は家に帰っても仕事をしている(笑)。そういうのを全く苦にしない人でないと、起業はできないですよね。
1.商売のセンス
2.継続した努力が平気な性格
3.ある程度何でもできる器用さ
これらの要素が起業家には必要です。
この内の2つの要素を持っていない人は、起業しない方が良いですね。
それと起業する人は、起業する前に、撤退する基準を決めておくと良いです。
お金が残額いくらになったときだとか、1年後に粗利がいくらまでに行かなかったときだとか、自分の感情に左右されない撤退基準を設けておくと良いです。
今回は、厳しい内容になりました。
このような話を聞いても起業しようとする方は、起業の素質があるのかもしれません。
何かの参考になれば、幸いです。