歯科医院の経営アドバイス

今回は歯科医院の経営について考えてみます。 

私が利用している歯医者さんは、定期健診というのがあり、「4カ月に一度来院してください」というハガキが来るんです。

 
歯医者に行くこと自体は嫌ではないのですけど、電話して予約をするのが面倒なんですね(笑)。

 
「いついつが空いていますか?」と聞いて、空いていないと、別の日にちに設定する「やり取り」がなんかおっくうになるんですよね。


 定期健診の患者については、「すぐ明日見てください!」というものではないので、ネット予約ができるといいですよね。


空き時間がネットで確認できて、そこに予約ボタンを押せば、それでOKみたいな。

そこで私の住んでいる千葉県柏市松葉町の最寄り駅、北柏駅を検索条件にして歯科医院の総合検索サイトで調べてみました。

 
そしたら、北柏駅を最寄りの駅とする歯科医院が14件サイトに載っていて、そのうちネット予約できるのは1件だけでした(笑)。

 少ないですよね。

北柏駅は小さな駅なので、柏駅で調べました。

すると95件ヒットして、うち24件がネット予約できました。それでも四分の一ですよね。

 
柏駅って、結構大きな駅なんですよ。それでも、四分の三の歯医者さんが、ネット予約ができないんですね。

 

また、先に書きましたが、定期健診のお知らせハガキも、メール登録をしておいて、メールしてくれた方が楽ですよね。

 
そして、そのメールに、診察の空き情報が分かって、そのまま予約できるなら便利です。


 患者さんに「定期健診のお知らせをして、予約もできますから、アドレスを登録していただけますか?」とお願いしたら、アドレス登録してくれると思うんですけどね。

それから、歯科医院の院長先生は、企業で言うと、専門職兼経営者ですよね。

患者さんの歯を治療しながら、歯科医院の経営をしているわけです。

スタッフ採用から、スタッフ教育、投資の判断、資金繰り、マーケティングまで、

はっきり言って、歯を治療する専門職の方がやるには荷が重すぎます。 
経営の補佐役を置いて、歯科治療以外の部分をカバーするようにした方がいいでしょう。

 
ただし、これもコツがあって、お金の出と入りは必ず見るようにすることと(資金繰り表を作ることはしなくても、お金の流れを確認しておくことは必要です。これをしないと失敗します)、スタッフとのコミュニケーションはとっておくことです。

この2点を抑えておかないと、院長の思うような医院になりません。
 
任せるところと、チェックするところをきちんと分けることが大切です。