中小企業の新卒採用のコツ
 
ここでは、中小企業の新卒採用のアドバイスを書いてみたいと思います。

まず一つ目は、採用は、最も優秀な人材に担当させることです。

学生の窓口になる人は、「いい社員」を選んでください。

「いい社員」とは、感じのいい人、人当たりのいい人でありますし、誠実な人です。

そして、「この人のいる会社で働いてみたい」と思わせるような人です。


決して元気のない管理部長や総務部長を採用担当にしないようにしてください。

中小企業での悪いパターンは、社長直属の管理部門長の人が採用担当(責任者を兼ねて担当をしている)をしているものです。

会社のいいところも、悪いところも知り尽くしていて、疲れた雰囲気(オーラ)が外に出ている人です。

社長直属で、社長から「いい学生を取れ」とか命じられて、採用面接を学生とするのですけど、体全体から「うちに来たら大変だよ」みたいな雰囲気を出している人ですよね。

こうした人を採用担当にしてはいけません。


前向きで、熱意があって、会社が好きで、信頼できる人格を持った人を採用担当にしてください。
 
中小企業の採用は、採用担当者の人選で決まると思ってください。
 
他に採用予算などがありますけど、予算があっても採用担当者がダメだとうまくいきませんし、予算が少なくても採用担当者の頑張りによってうまくいくケースもあります。
 
この人選を間違わないようにしてください。

ところで、どうしても適任者がいないということであれば、事務的なことは社員に任せて、学生と接するのを社長がするしかないでしょう。
 
それぐらい採用には力を入れるべきですね。
 

次に、会社説明会のコツをお話します。
 
採用担当者が男性でしたら、会社説明会などの学生との接点の機会には、女性の社員も参加させるようにしてください。

男性ばかりが学生の前に座って説明するよりも、女性社員がいる方が雰囲気が和らぎます。

また、その女性社員から、会社について語ってもらうことをすると、人事担当以外の人の言葉も聞くことができるので、学生はとても参考になります。

私も何社も人事担当を行いましたが、説明会等では必ず女性スタッフを連れて行きました。

そして、パンフレットを配るだけのようなことを任せるのではなく、学生に対して話もしてもらうことにしていました。その女性スタッフにとっても良い経験になりますからね。ま、スタッフの育成も兼ねていたわけです。(^^)


それから、会社の強みは必ず説明して、そこは強調しましょう。

何か会社で尖っているところ、自慢できるところ、特徴、何かあると思うんです。

そこを自信と誇りをもって、学生に伝えるのです。


例えば、10年以上の社歴があるなら、「10年以上続いている会社は6%しかありません。20年だと0.3%です。1000社のうちの3社だけが生き残れています。当社は20年の社歴があります。」ということも素晴らしい実績です。


ビジネスモデルがユニークだというのもいいでしょうし、業界で何かが一番というのもいいでしょうし、何か自社の強みを見つけて、それを堂々と学生に話してください。

自信をもって熱意のある話し方をすれば、きっと好感をもってくれるでしょう。

よく面接時に「自己アピールをしてください」と、人事担当は言うことがありますが、自社のアピールがうまい人事担当に出会ったことは、ほとんどありません。

採用担当者は、きちんと自社の強みをアピールできるようにしておくことが大切です。


では、アピールする場はどういったものがいいのでしょうか?

私がお薦めするのは、大学やハローワークや商工会議所が主催するような地味な合同企業説明会です。

リクナビやマイナビなど、大手民間企業が主催する合同説明会に参加するのもいいですが、私の経験上、中小企業だとあまり成果が出にくいのかなと思っています。

こうした説明会では大手企業が来ていて、中小企業は埋もれてしまっているケースがあります。

ところが、都道府県の行政や商工会議所などが主催する説明会では、結構学生との接点を持つことができ、私はとても良かったと思っています。費用も民間に比べ断然安いか無料ですしね。


とにかく様々な場を探して、学生との接点をたくさん作ることです。


新卒採用の実績がない大学でも、中途社員の出身大学だと「先輩がいる」というだけで、学生にとっては親近感があります。そうした大学の就職課に連絡を取り、求人票を出すのはもちろん、インターンシップ制度があれば、活用しましょう。

学生は大学にある求人票を丹念に見て、企業のHPを見に来ます。

会社のHPは学生が見に来ても分かりやすいように作っておく必要があります。

その中には採用する職種の若手社員の一日などを紹介して、仕事をイメージしやすいようにしておくと良いでしょう。
 
 
また、採用後に働く場所は必ず見せてあげてください。
 
事務所で働く予定なら、その事務所を、工場で働くなら、その工場の中を見せてあげてください。
 
自分が次に働く場所がイメージできないことは、中途入社者でも結構怖いものがあります。不安感を持ってしまいます。
 
ましてや新卒の学生になると、もっと不安になるでしょう。
 
どんな職場なのか、職場にはどういった人がいるのか、そうした雰囲気が分かるだけでも安心感が違います。
 
私が人事採用をしているときは、必ず全部の職場を見せていました。
 
会社内を見学しながら、気持ちが落ち着くところも出てきますし、働いていくイメージもしやすいのです。
 
あなたも全くイメージできないところに放り込まれたら嫌でしょう?
 
それと同じで、学生も自分が働く場所がイメージできるかどうかは大事なので、面倒でもきちんと案内してあげてくださいね。



ところで、我が家の子供二人は、いわゆる「ゆとり世代」です。

体育祭では、1位から3位までの順位はありますが、4位以下は全員同じ順位という時代に学校へ行っていました。

「ゆとり世代」は競争をしないという意見もありますが、どうなのでしょうか。

実際のところは分からないですけど、今の世代に対しては、企業は競争を煽るようなことではなく、本人の成長を応援するようにするといいと思うんですよね。

同期どうしで競争させるのではなくて、自己成長を促してあげるといいのではないでしょうか。


学生本人が仕事に関して興味関心を示す分野で、「こんな風に成長していけるよ」ということを学生に伝えるといいと思います。

例えば、経理として採用するとして、最初は仕訳をして、それを会計ソフトに入力してねと。最初は正確に、そして次に正確さとスピードを兼ねてほしいと。
 
そして、次は月次決算ができるようなって、四半期決算から年度決算までができるようになってねと。それから、次は財務ができるようになってほしいと。会社の資金繰りが出来て、社長が常に正しい判断ができるようなアドバイスができる人になってねと。
 
そうなったら、社長は凄く助かるよ、みたいな話ですか。
 
ま、端折った一例ですけど、できるだけ具体的に話してあげるといいですね。

現時点から、成長していくキャリアビジョンを示してあげるといいと思います。
 
そして、社員の成長が、会社、地域、社会にどれだけ貢献するのかを伝えてあげるといいですね。

以上、新卒採用のコツについて簡単にまとめました。参考になりましたら、幸いです。
    
      
  
           古賀光昭です
 
千葉県柏市在住、経営思想家であり、社長のビジョン実現化の支援をする社外No.2型の経営コンサルタント。経営計画書の策定や夫婦経営のアドバイスも得意としている。
 
「仏教思想」とドラッカー経営理論を融合させて体系化した「仏教的トップマネジメント」を編み出した。また、経営成功法としての体系化した「仏教的経営成功法」を考案している。

仏教的シリーズを作成しているが、本人は僧侶ではなく、特定の宗派を代表しているのでもなく、ごく普通の民間人(笑)。
 
昭和37年福岡県大牟田市生まれの55歳、妻と1男1女で千葉県柏市に住む。でも兵庫県明石市や大阪府豊中市で育ったので、熱くてオモロイ阪神タイガースファンの関西人(笑)。
 
上智大学 大学院 博士前期課程 英米文学専攻修了  文学修士(Master of Letters   専門は英語学。指導教授は、渡部昇一先生)

大手航空写真測量会社、上場硝子メーカー、上場IT企業等の総務人事・経営企画等のマネジメント職を経て、2009年6月に独立。
 
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